アリババ、中国の動画サイト買収

Alibaba(アリババ)が、中国の人気オンライン動画サイト運営会社Youku Tudouの残りの株式を取得する計画をまとめた。買収は全額現金で行われ、総額は推定37億ドル前後となる。
この買収により、Youku Tudouの株主は1米国預託諸証券(ADS)あたり27.6ドルを受け取ることになる。これは10月に出された最初の提示額の1ADSあたり26.6ドルを上回る。買収が発表された米国時間11月6日の同社の終値は26.14ドルだった。Youku Tudouは、2010年12月に新規株式公開を果たし、1株当たり12.8ドルで約1584万株を発行した。
AlibabaはすでにYouku Tudouの株式18.3%を有していた。この買収によって、Alibabaは月間5億8000万人を超えるオンライン動画ユーザーへのアクセスが可能になり、中国のデジタルメディア市場での地位をさらに強化することになる。Youku Tudouは買収についての共同声明において同社の取締役会は全会一致で合併を承認しているという。
今回の買収はAlibabaが成長鈍化の批判を受ける中での発表となったが、同社は先ごろの第2四半期決算において32%の売上増を報告している。またAlibabaは目下、アジア太平洋地域におけるクラウド事業の成長、およびEコマース関連のインフラ拡大に多額の資金を投じている。
買収によってアリババはさらに成長していくのだろうか。中国企業ではバイドゥが配布していた開発アプリの問題が現在話題になっているだけに、不安を抱かずにはいられない…。