セサミストリートの「カーミット」そっくりのカエル

美しいライムグリーンの体を持つ半透明のグラスフロッグの新種がコスタリカで発見されたそうだ。とび出た白い眼球といい横長の黒い瞳といい、「セサミストリートの」人気キャラクター、歌好きカエルのカーミットにそっくりとネットで話題を呼んでいるらしい。
こちらのカエルは歌は得意ではないそうだが、代わりに昆虫に似た口笛のような長い鳴き声を上げるそうだ。それゆえに研究者たちは長い間カエルの声だと気付かなかったのかもしれないという。なにしろコスタリカでグラスフロッグが発見されるのは1973年以来のことだそうなのだ。
グラスフロッグと総称されるアマガエルモドキ科のカエルは、中南米の熱帯雨林に分布するそうだ。近くに小川のある高い樹冠に棲み、繁殖の時期になると地面に下りてくるという。腹部が半透明で内臓が透けて見えることからグラスフロッグと名付けられたそうだ。だが、色素沈着がない理由は専門家の間でもわかっていないという。
しかしこの可愛らしいカエルは厳しい競争の中で生きているそうだ。オスのグラスフロッグは縄張り意識が非常に強く、他のオスが縄張りに侵入してくると激しい戦いになるという。また今回見つかった新種は、コスタリカ東部の標高400~800メートルの山林に生息する。これは両生類にとって最適な生息地なのだそうだ。同時に致死的な影響を与えるカエルツボカビも多い標高でもあるとのこと。両生類の皮膚を侵すカエルツボカビが原因で、1980年代以降コスタリカを含む世界中でいくつもの種のカエルが姿を消しているそうだ。こうした困難を思うと、生きたカーミットの発見はますます貴重と言う訳だ。